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貴方だけを愛してる

第4章 迎えにきた後は…

マンションの駐車場に着いてもまだニノちゃんは起きなかった

此の所忙しかったのかな?
それとも久しぶりに3人に遊んでもらってはしゃぎ過ぎた?
スヤスヤと子供のように眠るニノちゃんを眺めて考える

A「ま、起こすけどね」

部屋に着くまで寝てればいい
気持ちいい眠りから覚めたらもっと気持ち良い事が待ってる
体力のないニノちゃんだからそれまではゆっくりお休み

たくさん遊んであげるためにね

マンションのコンシェルジュも俺が寝てるニノちゃんをお姫様抱っこで運んで来ても気にしない
見慣れた光景になってる

ある程度のランクのマンションだとコンシェルジュの教育もしっかりしてるから詮索なんてしない

「お帰りなさいませ」

A「んーただいまー」

いつも通りの挨拶
違うのは眠り姫を抱っこしてることだけ

A「あ、2時間後にいつものチョコケーキ届けて欲しいんだけど」

「畏まりました」

ほんと、今のマンションは楽チン
こんなお願いすら聞いてくれる

これからの事を考えるとウキウキもドキドキも止まらない

早く起きてお姫様

君のための遊びをたくさん考えたよ?

どれが喜ぶかな?

どんな風に喜んでくれるかな?

A「あ〜早く起こしたい!」

でも我慢!!

これからはニノちゃんのご褒美タイム

俺の楽しみよりニノちゃんの楽しみ

うんと気持ち良くしてご機嫌になってもらうんだから

A「でも…重たいなぁ…」

腕の中の眠り姫の重さにちょっとうんざりする

どんだけ可愛くても男の子

…重たいもんは重たいのだ

可愛いけどね…

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