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後輩くんの挑戦状 ~僕に惚れてもらいます~

第9章 詫びのしるし




お願いだからそんな……

魅惑的な表情を見せないで



「………ハァ………、…ハ……、───…ぁ」


「──…っ」



そうやって…恋人にするみたいな切ない目を、私に向けないで。




君みたいに若くて顔がよくて才能もある男

そんな男に私みたいな七連敗女が惹かれたところで…どうしろって言うのよ。

無駄に決まってる。
嘘に決まってる。

どうせなら上から下まで全部を嘘で塗り固めていてくれれば、私だって平気なのに。


ふいに、嘘で隠した素の顔を垣間見せてくるなんて卑怯じゃない。



わかるでしょう?



だから怖いの。



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