後輩くんの挑戦状 ~僕に惚れてもらいます~
第13章 僕は玩具
君じゃないと、嫌なのよ──
「…‥は、…ぁ…ッ‥‥、く、るし い‥」
「それは…っ…──自業自得です」
「ハァハァ…っ、……そう‥ネ……ッ」
──
それから私は葉川くんに全身をまさぐられ、休みなく愛撫され、何度も何度もイキ果てた。
そのうちに…自分がどうして葉川くんとホテルにいるのかを忘れ、啓輔と食事したことを忘れ、そこで告げられた言葉も忘れ…
本能だけで快楽を受け止める、理性を失った生き物になっていた。
気を失ったのが何時なのかはわからない。
ただ覚えているのは、葉川くんは最後まで服をきっちり着たままで、自身を私に挿れなかったということ。
でも途中から私の両手首は彼のネクタイで縛られていた筈だから……そうね
さすがの彼も暑さには勝てずに、首もとだけは弛めたかったというわけかしら──。
──…