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後輩くんの挑戦状 ~僕に惚れてもらいます~

第19章 優先席は彼の席




──…



「季里さん! お昼ご飯一緒に行きませんか!?」



元から大きい二重( フタエ )の目をさらに見開いて、キラキラと効果音付きの笑顔。

そんな顔で私に声をかけてきたのは穂花だった。

自分のデスクで作図中だった私は、若干、圧倒されて、反射的に返事をする。


「いいわよ」

「ありがとうございます♪」


彼女のこのキラキラの理由が何なのか…。

だいたいの予想は付いていた。


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