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桜の咲く頃にまた君と

第9章 初めての君の家

あの日僕は初めて救急車に乗った


僕は救急車に付き添いで乗ることがあんなに不安だと思わなかった


このまま桜が目を覚まさなかったら...


そんなことあるはずがないだって昨日も一緒に写真を撮りに行ったときはそんなことなかった


あんなに元気だったのに


救急隊員の人には


意識はありませんが命に別状はありません大丈夫です


と、言われた気がするがあまり覚えていない


病院に着いてから桜はずっと検査している


僕は待つことしか出来ない


僕にできることは何も無い

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