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桜の咲く頃にまた君と

第5章 泣きながら笑いながら君と

あのデートの日からもう1ヶ月を過ぎようとしている


あれから桜さんには会えていない


携帯に電話をしても、メールを入れても何も返事がない


嫌われてしまったかな...


あんなに桜さんのことが好きだったのに


桜さんのことを何も知らない


大学の部室で顔合わせるのと連絡先を知っているくらいだ


学部も桜さんの友達も家も何も知らない


僕はただ桜さんが部室に来ることを願って放課後に部室で待っていることしか出来ない

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