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大型犬との同居~Sequel Of Story~

第5章 ~仲直りの夜と深まる絆~

「大喜、私達はずっと心配して―――――」

「心配?
勘当した分際で、何を今更…。」

「大喜、どうした?」

後ろを振り返ると、店長がこっちにやって来た。

「店長…。」

「あなたが、ココの店長さん?」

元母親が、店長に聞く。

「そうですけど
うちのスタッフが何か?」

「俺達、大喜の父と母なんです」

「いつも、大喜がお世話になっております」

元両親が、店長に頭を下げる。

「いえいえ
大喜は、いつも頑張っていますよ」

店長には、俺が新人だった頃に家、大学、借金の連帯保証人、小太郎さん辺りの事情を全部説明してあるから、ややこしくならずに済みそうだ。

「それで、今頃になって大喜の前に現れてどうしたんですか?」

「えっ?」

店長の問いに、元母親が一瞬驚く。

「店長には、俺が新人だった頃に全部説明してあるんだ…。」

「そう…。」

「なあ、大喜」

俺の肩に、手を置く店長。

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