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大型犬との同居~Sequel Of Story~

第5章 ~仲直りの夜と深まる絆~

◇梅田喫茶店・店内◇

-大喜視点-

「……。」

俺は、それぞれ晩飯を食べ終えた元両親が座ってる、6番テーブルの席へ無言で座る。

「お世話になってる店長に言われて、仕方ないから話し合いには応じる」

「ねぇ、大喜
今更、遅すぎるかもしれないけど…。」

「2年前、お前を勘当して家を追い出して
本当に申し訳なかった!」

「えっ!?」

元両親の突然の謝罪に、俺は一瞬だけ困惑するがすぐに冷静になる。

「いきなり、何だよ?
借金の連帯保証人になった俺が悪くて、あまり偉そうに言えないけどさ」

少しずつ、2人への怒りが込み上げてくる。

「あれだけ、激しく責めて勘当して家を追い出したくせによ」

「あの時
私達は、勝手に借金の連帯保証人になった大喜の事が許せなくて…。」

「余計なトラブルに巻き込まれたり、近所とかに変な噂が立つのが嫌でついお前を追い出してしまったんだ」

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