テキストサイズ

大型犬との同居~Sequel Of Story~

第5章 ~仲直りの夜と深まる絆~

要するに、自分達の身の安全と世間体を気にして、実の息子を家から追い出したってわけか。

「それについては、俺からアンタらを責める気はない
勝手に、借金の保証人になった俺が悪いから」

「あのあと、暫く月日が経った頃に段々と後悔し始めたの…。」

「実の息子に対して酷い事をした、何で力になってやれなかったんだろうって」

「……。」

途中から、元両親の話を黙って聞いていたが、何となく胡散臭く感じてしまう。

「大喜、家を出てからどうしてたの?
借金の連帯保証人の件は、どうなってるの?」

「もし、まだ返済を終えてないなら残額は俺達が払う」

「借金の連帯保証人の件については、もう2年前にとっくに解決した
それを含めて、順番に説明しとく」

俺は、元両親に勘当されて家を追い出されてから、現在までの事を順番に説明し始めた。

「あれから、借金取り達がアパートや大学周辺とかに現れるようになった」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ