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オカズファンダジー

第7章 子供会の遠足の写真

このふたりはボクの中に悪いところがあるなんて微塵も疑わずに優しいお兄ちゃんとして慕ってくれている。

それなのにボクは拾ったエロ本を隠し持っているような最低のヤツだ。エロ本を見るとおちんちんが硬くなる謎の怪現象まで起こり始めている。

ボクの作品を読んでいただいてる方はお分かりでしょうけど、この頃のボクは勃起なんて知らずにおちんちんが硬くなるのを怪現象だと思っていたのだ。

ふたりが秘密基地に来たいと言い出した時には隠してあるエロ本が見つからないかヒヤヒヤしたっけ。

こんな最低な男がこんな可愛い女のコたちに慕われちゃっていいのかと悩んでいた。

そして夏が来た。
やはりボクの作品を読んでいただいてる方にはお馴染みのあの夏だ(笑)

水泳の着替えの時に隣の女子の脱ぎたてのパンティを見てメチャ興奮して本能的にオナニーを覚えてしまった。

オナニーなんてことも知らなかったから、自分は絶対おかしいと思っていた。エロ魔獣とさえ思った。

だからふたりに慕われるのは嬉しかったけど辛かった。こんなエロ魔獣とも知らずにふたりはボクを慕ってくれている。

そのことに悩んで何回泣いたことか。

悩みが増えた夏が終わって秋。
運動会や遠足の季節である。今は運動会は初夏(一学期)に行う学校もあるが、当時は運動会は秋と決まっていた。

運動会、遠足、学芸会と二学期はイベントが目白押しであっという間に終わってしまったものだ。

学校の運動会ではあまり一緒にやることはなかったが、子供会の運動会では二人三脚とか混合リレーとか借り物競争とか、まなちゃんとさなちゃんと一緒にやる競技が多かったのでふたりとも嬉しいそうだった。

当時は女子はブルマの時代なのでボクもまなちゃんやさなちゃんのブルマ姿が間近で拝めて嬉しかった。

遠足も子供会版もあった。
運動会もそうだけど子供会ってなんか仕方なく付き合ってる商店街のイベントみたいなノリでかったるかったが、まなちゃんとさなちゃんがいてくれるととても楽しみなイベントになる。

子供会の遠足は山に行った。
季節的にもうカブト虫やクワガタはいないが、山、そして川ときたら子供たちの楽しみはサワガニである。

ボクはサワガニを捕まえるのが得意だった。

サワガニが潜んでいそうな石に当たりを付けてどかす。見つけたら瞬時に捕まえなければならない。




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