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WーWING

第9章 偽りの愛の果て

 優雅が戻ってきた。手にはオリーブオイルが握られていた。


「どっちが先に入る?」


「えっ?」


「ひとつにならなきゃ、終わりはないぜ」


 いよいよ、あのときだ。


 思い起こせば昨日のことだ。


 昨日は達成できなかった。こんなに早くチャンスが訪れるなんて……。


 昨日と今日の間には、なにも変わっちゃいない。


 だが、優雅と電話で話してから、本当はすぐにでも会いたかった。


 一目失恋のもやもやを吹き飛ばしたいがために……。


「優雅、僕の中にきて」


 まず、受けることを志願した。


「わかった。裂けてもしらないぜ」


 隼斗は四つん這いになる。


 優雅は、パックリ開いた隼斗の菊の花に、オリーブオイルをたらした。


「ぉほっ」


 初めて受ける、ケツ穴にオリーブオイル。


 相手が優雅だから許せるが、これがもこ○ちだったら恥ずかしすぎる。


 そして、なにかが侵入してきた。


 いつもは出す方の穴から、逆に入り込んできた。


 優雅が人差し指を出し入れしている。

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