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WーWING

第9章 偽りの愛の果て

 綺麗に洗った隼斗のそこに、優雅の唇が迫る。


 スポッと吸い込まれると、唾液でグショグショに濡れた隼斗のそれは、もうビクビクと脈を打っていた。


「優雅……いいよ……気持ちいいよ」


「隼斗……本気か……」


「嘘じゃない」


「よし」


 優雅は舌で、隼斗のそれを弄ぶ。


 まるで、グミを口の中で転がすように。


 優雅はバスマットを敷いた。


 そこに隼斗を寝かせ、膨張した己のアレを隼斗の顔にもっていく。


 アメリカンドッグをくわえるように、優雅のものを口に入れる。


「ゆふがぁ……おほきひ……」


「たっぷり召し上がれ。大丈夫、ホワイトソースは、まだお預けだ」


 男同士の蒸し暑い戯れが、シャワーの湯気に染まる。


「隼斗、ちょっと待っとけ」


 優雅は一度浴室を離れ、キッチンにむかった。


 隼斗は横になったまま、優雅を待っていた。


 これをやれば、もうなにも捨てるものはない。


 これは女を抱くときの予行練習と思えば、なにも変な気はしないさ。


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