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WーWING

第4章 互いに結ぶ?

「うん、なるほど」


 隼斗は生々しく想像した。


「女同士のセックスは、俺達男は見ているしか感じとれない。考えてみろよ、割れたアソコのなぶり合い、男性では、体験できないわけだ」


「う……うん、そ、そうだね」


 隼斗は立ってきた。


「その逆を考えて見ろ。男同士だと、力がある。互いの肉の剣を交え、勇ましく、誇らしく、互いに慰め合う。女同士は女同士、男同士は男同士の愛の確かめ方があるんだよ」


「うん、その通り」


 優雅の力説に圧倒される。


「つまりだ、隼斗。男と女は当たり前に性器を重ねる。言わば凹と凸だ。だが、自分が感じることの出来ない欲求をも、求めてるとしたら……」


「そうか……僕らが、レズを見て興奮するのと同じで……」


「向こうも、俺らの愛を見て興奮する。そう、興味があるんだよ」


「そうかっ!!」


「そう、だが、ゲイのDVDなど借りて見る気はしない代わりに、マンガや小説の世界で想像する。だが、その世界が目の前にあれば……」


「注目する」


「それがチャンスだ」


 隼斗は優雅を師匠と見た。

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