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WーWING

第5章 第2ステップ

「優雅、股の表現好きだなあ……」


「当たり前だ。オ○コは男のロマン、その奥に眠る神秘の泉に、男は自らの肉棒を浸し、精なるミルクを注ぎ……」


「一言でセックスしたいで、いいんじゃないの? 人のいる場所で卑猥な言葉を言うのやめなよ……ヒヤヒヤする」


「なにを言う、オトコとオ○コは一文字違いで大きく変わるんだ」


「そりゃ、違うでしょ。形も違うし」


「カタカナでオトコの“ト”の字は、横から見た男性シンボルに見えるだろ。オ○コの真ん中の“メ”は真正面から見た、足を閉じた女の股間に見えないか?」 


「え!? うん……まあ、見ようと思えば、見えないことは……」


 かなり強引な偽説だが、なぜか隼斗は納得してしまう。


「それにな、どちらも“オ”と“コ”が付いているだろ。オコ、つまり子供を意味する。相手さんの子供を指すとき、“おこ様”って言うだろ。だから、男女どちらでも使えるんだ。さらに区別するため、オトコ、オ○コって言い方をしたんだ」


「いや、そこはオトコとオンナでいいでしょ」

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