kiss & cry
第12章 xJ 浴衣で愛されて
J「いやぁ、そのゲストもさ、
なんか悩める子羊ちゃんらしくて。
さっき話聞いてーってメールが来てたから、
ここは二匹まとめてでいいかな?って」
N「俺も子羊カウントなわけね。」
俺別に話聞いてーなんて
自分からお願いしてないけど。
J「で、何に悩んでるわけ?」
キラキラと目を輝かせながら俺を覗き込む潤くん
N「・・・あなた、楽しんでない?」
J「だっていつも冷静沈着で
飄々としてるにのがこんな弱ってるなんて
そうそうお目にかかれないから♡」
ほんとに楽しんでんじゃんか。
N「・・・いまの悩みは潤くんのを無理やり
咥えさせられて顎がガクガクってことかな」
べーっと舌を出してから
思いっきりビールを煽った。
J「まぁおおかた相葉くんのことだろ?」
N「んぶふっっ!!」
J「わっ!!もぉー、何してんだよ!」
N「っっ〜変なこと言うからだろ!! 」
ゴホン!!と
さっきより大きめに店主の咳払いが聞こえて、
今度は2人揃ってすいませんと頭を下げた。
J「・・・でも図星だろ?」
N「はぁあ?・・・って、え、」
J「・・・相葉くんのことで悩んでんだろ?」
N「 えっと、いや、
・・・・なんでわかったの・・・。」
しらばっくれて反論しようかと思ったけど、
潤くんがあまりにも断定的に言うもんだから
思わず、ポロっと認めてしまった。
J「ふふふふふ・・・
にの今めっちゃ可愛い顔してるよ♡」
N「 んなっ//!また馬鹿にしてっ・・・!」
J「ごめんごめん♡
バカにしてんじゃないって!
何で悩んでるか知らないけどさ、
その可愛い顔で相葉くんに思ってること
直接吐き出してやれば解決しそうだけど?」
N「それがその・・・」
もう絶交宣言されてんだっつーの。
それに俺が今日テンション落ちてたのは、
慧が余計なこと言ってきたせいであって・・・
J「…あ、ゲスト到着。ホテルのロビーに
ついたみたいだから迎えに行ってくるわ。」
N「あ、あぁ、そう・・・」
急に話の腰を折って
ルンルンと店を出て行った潤くん
真面目に話そうとした俺、アホみたい・・・