kiss & cry
第17章 not REC -my BD-
付き合ってからすぐにわかったことがある。
二宮くんは実は寂しがりで甘えたで、
ちょっとだけ天邪鬼だけどとっても可愛い。
25日の朝、
二宮くんが帰るときに
いつでも来ていいよってつもりで
『これ、うちの合鍵』と、渡した。
俺としては割と軽い気持ちでわたしたんだけど
両手でギュッと握りしめて
『ありがとう』って微笑んだ二宮くん。
まるで指輪をもらった女の子みたいで。
鼻唄なんか歌いながら
大事そうに自分のキーケースに
つけてるところを見たら、
こっちの方が幸せな気持ちになった。
しかもさ?合鍵渡してるんだから、
俺としては勝手に上がってても
全然オッケーなんだけど、
行っていいい?て断りを毎回いれるの。
彼なりの遠慮とか気遣いなんだろうな。
そんなところもいじらしくて好き。
・・・あと。
『相葉くん・・・恥ずかし・・・ 』
『やっ・・・ん、だめぇ・・・』
ベッドの中ではすごく恥じらうのも
仕事で抱いてる時とは違う一面。
敏感なカラダを跳ねさせながら、
声を我慢する姿なんて、たまらない。
でも、そのあと・・・・
N「おーい相葉くん、戻ってきてーー」
A「は!!」
N「鼻の下、イケメンが台無しだよ?」
んふふ、と笑いながらお酒を飲む二宮くん
さっきまで内風呂でイチャイチャしてた名残なのか
ちょっとふにゃふにゃしてるし
ほんのりピンク色に染まった二宮くんをみてると
またしても俺の中心に熱が集まる。