kiss & cry
第4章 xJ 誘拐〜ノンケ少年のイキ地獄〜2
O「あ、ニノ。さっき言った通りここから
もう1人増えるからね。
マル。知ってるだろ?」
げ。よりによってアイツかよ!
潤くんとはまた違った意味でヤバいやつ。
・・・はぁ、今日無事に帰れる気がしない。
絶対足腰立たなくさせられるよぉ・・・
ずーん、と肩を落としていると
おはよーございまーす!と元気よく
当の本人が現れた。
丸「にーのみーやくーん♡
なんやのっけからソソるカッコしとんなぁ。」
N「うるせー。
誰も好きでこんなカッコしてねーよ。 」
丸「んもーー♡
二宮くんの可愛いお尻が丸見えやーん♡」
話聞けよ!!
マルとは最近になって共演したんだけど、
もともと俺のファンだって公言してただけあって
俺との撮影の時は、
超超ちょーーーーう張り切っちゃう、やべーやつ。
それになんてったってこいつ・・・
M「さ、キャストも揃ったし始めよーか? 」
俺とマルの無駄話を断ち切るかのように
潤くんがスタッフに声をかけた。
いかんいかん。
ここで潤くんにイライラの要素まで追加したら
ほんとのほんとに家まで自力で帰れなくなる。
大野さんはそんな潤くんをみても監督椅子で
まぁゆっくりやろうや、なんてニコニコしながら
スタッフのスタンバイを確認してる。
カメラマンのオッケーサインをみて、漸く
大野さんが合図を出した。
O「オッケー?じゃ、回すよ〜、よーい…」