kiss & cry
第5章 x A 大学生カップルの甘々エッチ
"あんなこと"
自分から発した言葉が返ってきただけなのに、
少なからずダメージを感じて。
俺を膝から下ろして、
"また機会があればよろしく"
なんて爽やかに去って行く後ろ姿には
体を重ねた後の余韻なんてものは
一切感じられない。
なにがさすがプロだよ・・・
感情移入もしなければ、
カットかかった瞬間激甘スイッチオフにして、
相葉くんの方がよっぽどプロじゃん。
去っていく相葉くんを眺めながら、
恨めしい気持ちに駆られる。
さっきまでドキドキキュンキュンと
うるさかった心臓は、きっと勘違いだ。
優しくされる撮影が久々だったから・・・
きっとそう。
たった一回の撮影で
俺が心を奪われるなんて、
そんなことあるわけないじゃない。
フェラしたのだって、
たいした意味なんかないんだよ。
うん、いつもの癖ってやつ?
そうだ。そういうことにしておこう。
大学生カップルの甘々エッチ*撮了・・・?