kiss & cry
第11章 番外編 サトシくん
*S
S「・・・ぃてて、 」
あー、腰が痛い。喉が痛い。
ついでにいうと顎も痛い。
S「デカすぎなんだよ、まったく…」
隣でスヤスヤとまだ眠る恋人。
エッチの時の肉食獣みたいな雰囲気はまるでない。
むしろ赤ちゃんみたい、天使みたい、いやもう天使←
にしても、昨日は激しかったなあ…♡
普段からこうなわけじゃない。
むしろ普段は、とにかく優しくて
溶かされるようなセックスをしてくれる人だ。
ただ、ドMな俺にはちょっとだけ刺激が足りなくて…
だから智くんの嫉妬を煽るために
時々ウケの子を引っ掛けては
わざと目撃させてお仕置きしてもらって…って、
S「ふふ、めんどくさくてごめんね…?」
ツンツン、と眠るあなたの頬を指でつけば
フフ、と一瞬あなたが笑った気がした。
S「…もしかしたらお見通しなのかもね?」
いつまでも起きない恋人の寝顔を見ていたら、
ふぁあ、とアクビが漏れた。
・・・今日は休みだし、二度寝もありかな?
そう思いもう一度恋人の腕の中で眠ることにした。
*番外編 サトシくん