
Secret
第14章 犯罪者
・・・・・・。
三木は・・・・。
正気ではない。
私は何度も・・・グーで殴られソファーにそのまま倒れ込んだ。
「・・・・・可愛いだけで・・・・・」
・・・・・・。
「役にたたねー女・・・・。」
・・・・・・・。
三木が私を見下ろしそう言った。
微かに見える三木の顔。
冷たい・・・・・。
冷たい目。
三木がまた玄関の方に向かっていった時、テーブルに置いてあった携帯を手に・・・・。
私、・・・・・殺されるかも・・・・・。
目が痛い。
必死で目を開け・・・・・。
1・・・・・
1・・・・・
0
助けて・・・・・
『はいっ!110番ですッッどうされました?』
・・・・・。
助けて・・・・・。
力を振り絞り・・・・・
「白金台の・・・・三木です・・・・」
私がそこまで言うと・・・・
「おいっ!てめぇ何してんだっ!」
また胸ぐらを捕まれ携帯はソファーの下に・・・・
「もう・・・・止めて・・・・・」
「うっせーな・・・・黙らせてやる・・・・・」
『三木さんっ?どうされましたッッ・・・・・』
いや・・・・・
いやぁっ・・・・・・
