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第22章 フェス事件










始まって直ぐに俺の隣の空いてる席に・・・遅れてきた祐司が腰かけてきた。








「結城様は?」






・・・・・。






「まだ・・・」







俺がそういうと祐司は足を組み持っていた飲み物を飲んだ。







大音量の音楽が響き・・・スポットがモデルたちを当てる・・。






そんな中・・・。







一瞬音楽が消えて・・・奥の方にスポットが集中。







会場の観客が息を飲んだとき・・・








「(笑)・・・結城様の復帰イベントだな・・・」










祐司がボソッとそう言って・・・。








大きなスクリーンに・・結城の姿が映ると・・音楽と歓声が一気にまた会場内に響いた・・







リズムに合わせて真っすぐ綺麗な足を見せながら歩く姿は・・








いつも俺に甘えてくる結城ではなく・・







一人の大人の女性で・・







俺は持っていたウーロン茶を落としそうになるくらい力が抜けそうになった。







観客の結城を呼ぶ声も遠くに聞こえて・・







音楽も耳に入らない。








ランウェイを歩いて俺の前まで来ると・・結城はチラッとこっちを見て・・








笑った・・・///////










心臓をさされるくらいの衝撃を受けた気がして・・








俺はただ・・その姿を見るだけで精いっぱいで・・・・。









「やっばー・・・(笑)やっぱ結城ちゃん超可愛いね(笑)」








一樹が言うその言葉も・・・









俺は何も反応できなかった。











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