
Secret
第27章 達也
エレベーターに乗って・・・ドアが閉まると・・涼が私の手をギュッと握った・・・。
正直・・・涼の顔見れない・・・。
「・・・アイツ・・達也さ・・・中出した??」
私は首を横に振った・・・。
出していないけど・・・・。
達也とHしてしまった。
「・・・結城・・・ごめんな・・こんなこと・・・」
涼は頭を撫で・・・肩を抱いた・・・
涙がこみ上げて・・・堂本に借りたハンカチで拭った・・・。
地下の駐車場につき・・涼は私の手を引き車まで歩いた・・・。
ドアを開けて・・・私の背中をさすった・・・。
「・・・結城・・・」
「・・・りょぉ・・私っ・・」また涙がこみ上げて・・・
涼が私を優しく抱きしめて・・・頭を撫でた・・・。
「ごめん・・・結城・・・ごめん・・・」
自分が決めた事なのに・・・・、涼に謝らせてしまう私は本当にダメな奴。
でも、・・・涼に・・・・・
甘えたくて・・・頼りたくて・・・・。
