
Secret
第27章 達也
「・・・何処・・行くの??」
「・・・んーー・・・天気どうかなぁ・・それによって・・・」
涼は携帯を出した・・・。
・・・なんか・・すっごい・・気を使わせてる気が・・・。
「おーーーっ???(笑)・・・天気いいなぁ・・・そっか・・・」
涼は嬉しそうに言った・・。
「・・・涼??」
「俺連休とろうかな・・・別に急に戻ったから・・仕事入ってないし・・・」
「へっ??・・・いいのっ??」
「んーー・・・多分ー・・・今取らなかったらもう取れないし??(笑)」
・・・・涼・・・
「な・・・、結城さ・・・」
「んーー・・??」
「・・・無理しないで??(笑)・・・なかなか・・話せないけどさ・・・あんま・・一人で抱えんな?」
「・・・涼・・・・」
「今日だって・・・俺ら聞かなかったら・・・言わない気だったろ??」
「・・・・・」
「もっと、頼って??・・・」
私は・・・少し胸を抑えて・・・涼の顔を見た・・・。
「・・・・笑顔見たいから・・・俺・・・(笑)・・・泣いてるのも可愛いけど・・・笑顔のが・・見たい(笑)」
「・・・ん・・・」
「よし・・じゃぁー・・明日さ・・・18時に羽田・・・第一ターミナル・・・2泊分の着替え持ってきて??(笑)」
「・・・・どこ・・行くの??」
「内緒っ(笑)・・・薄着でいいよ??」
・・・・薄着・・・・
マンションまでの車内・・・。
ずっと涼の手を離さなかった。
この前箱根に連れて行ってもらったばかりなのに・・・。
こんなに甘えて良いのだろうか。
マンションの下で降ろしてもらって・・・
涼はまた一回会社に戻ると言って・・・手を振って行ってしまった・・・。
なんか・・・今日は・・達也のはけ口にされた気分・・・。
涼は・・達也を殴った・・・きっと・・・殴った・・・。
今後・・・。
一体どうしたらいいんだろう。
