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第27章 達也







涼に送ってもらってから美佳が帰宅するまで簡単な食事を作ってテラスで夜景を眺めた。





そう言えば・・・。






堂本さんにマンションの相談しようと思っていたのに・・・。







時刻は20時過ぎ。






美佳・・・まだ帰らないかな。








一旦部屋に戻ると・・・







ピンポーン・・・。







??????






美佳かな・・・







カメラを覗くと・・・







ッッッ?!







そこには超意外な人物が立っていた。







スピーカーをオンにし・・・







「はい・・・」







すると・・・向こうから・・・・。







『夜分遅くに申し訳ございません・・・本日のお詫びに伺いました。』






そう言って頭を下げたのは・・・







堂本さん・・・・・。







ロックを外し・・・5分くらいすると・・・・








堂本さんは上まで上がって来て・・・・








「結城様・・・今はお一人ですか?」







堂本さんは玄関前でそう言った。







「・・・はい・・・まだ美佳は帰ってないです・・・・」







堂本さんを中に入れてお茶を入れた・・・。







「申し訳ありません・・・・あのまま・・・ちゃんとお話もしないで帰してしまって・・・気になってしまって・・・。」






堂本さんは下を向き拳を膝の上で握って言った。






でも私も安易だったかもしれない・・・・。









「・・・堂本さん・・・(笑)・・・私やっぱり・・・あそこ辞めます・・・。」






私は堂本さんの前に腰掛けて言った。







今日思いしったの。







やっぱり・・・・。







涼以外の人とするのは嫌。









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