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第29章 貴方が大好きな場所






涼は優しく笑い・・・






私の肩を抱いた。






「嫌な訳ない(笑)・・・嬉しいよ・・・多分明後日月頭の朝礼があるから明後日来てって事なんじゃないかな?」






ちょ・・・朝礼ッ????






「・・・ね・・・皆男???」







「そだね・・うちは掃除の人もオジサンだし女は一人もいないかなー・・(笑)」








マジだ(笑)








軽い気持ちで考えていたけど・・・(笑)







マジで男の園だな・・。







すると車は道沿いに立っていた一軒のコンクリの建物脇に・・。






あ・・・。






「ここっ!!(笑)」涼はエンジンを止め・・・直ぐに車を降りた。






わ・・・。






真っ白な建物に・・看板は外されて・・・でも・・・








でも・・・。







「結城???」







私はゆっくり歩き建物の裏側を覗いた。







・・・・海・・・・・。







「凄いだろ?(笑)・・・半次が一回見てスッゴイいいって連絡来てたんだ・・・」






涼が私の肩に手を置き言った。







小高い場所にあるその建物・・。







裏側は小さな庭みたいになっていて・・・







海が見える。








「素敵・・・・//////」







すると・・・駐車スペースに一台の軽自動車が止まり・・






真黒な白髪のお爺さんが下りてきた・・・。









「上地君ッ?!(笑)」








・・・・・・????







お爺さんは直ぐに涼の方を見て笑ってそう言った・・・。







「はい・・(笑)お久しぶりです・・・・トミオジー・・・(笑)」








トミオジー????








「やっぱりそうかっ(笑)・・・半次君が見に来て上地君がーーー・・・と言っていたからそうかなーって・・・」








知り合いッ?!(笑)









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