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+クロス+

第2章 第2章


「ねぇ、蓮斗。ネックレス見せてくれる?」

俺は首元のネックレスを出す。

「あたしより強い……」

「強い?」

「この『+クロス+』、もしかして誰かからもらった?」

「ああ。母さんから」

「やっぱりね。でも、それ以後にも強くなってる」

果奈は、変な言葉ばかり並べている。

その時、

「あっ!」

俺のネックレスが光った。

続いて、果奈のネックレスも。


「『+クロス+』が始まったわ」

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