
掟破りな恋をしよう。
第1章 最低な出会いは、運命の出逢い。
正直、期待よりも不安の方が大きかったりする。
きちんと仕事についていけるのか。
会社の方達と仲良くしていけるだろうか…。
そんな事を考えていると
「未来っ。」
背後から聞き覚えのある声が聞こえたともに
左肩をポンッと叩かれる。
振り返ると、親友の
鈴木 真愛子(すずき まあこ)が立っていた。
「まーちゃんっ♡」
不安が募りに募って緊張していた私の心が
見慣れた親友の顔を見た途端一気に解ける。
私はまーちゃんに力強く抱きついた。
まーちゃんは私とは違い、営業部署に
所属するようになる。
慣れない環境で働き始める事になるが
たとえ部署が違おうと親友が近くにいてくれると
思うとそれだけで心強い。
