
掟破りな恋をしよう。
第1章 最低な出会いは、運命の出逢い。
「お互いに大変なことも色々あるだろうけど…。
今日から頑張ろうね。
やっと未来の夢が叶うんだから。」
そう声を掛けてくれたまーちゃんは
きっと、緊張が私の表情に出ていた事に
気付いていたんだと思う。
小さい頃から、一番傍で
私の夢を応援してくれていたまーちゃん。
そんな親友と一緒に入社できるなんて
私は幸せ者だ。
「……うん。頑張ろう。」
まーちゃんの言葉に対し、私も笑顔で答える。
そして、私達はビルの中へと足を運んだ。
まーちゃんと社内で別れた後
私は設計部署のある4Fのフロアへと向かった。
