
掟破りな恋をしよう。
第2章 彼の素顔。
多分、何かしら言い返される。
自分が生意気を言ってるのは
十分分かってる。
でも、神咲さんに何を言われようと
絶対にひるまない。
「………はぁ。」
神咲さんは小さく溜息をつくと
困ったような笑顔を向けた。
そして、私の頭を
わしゃわしゃと掻き乱す。
「ちょ、やめてくださいよ…っ」
「……いいよ。協力、頼む。」
…!!!!!
「本当……………ですか?」
まさか、こんなにあっさりとOKを出されるとは…。
予想外の反応を示した神咲さんに対して
今度は私が驚きを隠せない。
絶っっっっっ対に
言い返されるって思ってた…。
