
掟破りな恋をしよう。
第3章 彼と共に、恋を知る。
「や…………優しいところ…とか………
あとは、その………。」
待って、本人を目の前にして言うなんて
本当に恥ずかしすぎて無理………っ。
とりあえず、この状況から
逃げてしまいたい…………!!!!
「すいません、ちょっとお腹痛くなってきたんで
トイレいってきます………っ。」
私は急いで立ち上がり
一旦、この場から去ろうとする。
……………が。
もちろんそんな事なんて
できないわけで。
気が付けば、神咲さんに手首を掴まれていた。
「……………逃げんな、未来。」
