
掟破りな恋をしよう。
第3章 彼と共に、恋を知る。
どうすればいい…?
素直に思いを伝えるべきなのか
それとも
NO と答えるべきなのか。
どう答えればいいか戸惑っていると
再び神咲さんが口を開く。
「言えないなら、こうしよう。
…もしも、俺の事を愛しているのなら
今すぐ俺の胸に飛び込んでこい。」
…………………っ。
好きだよ…。
貴方の新たな一面を知るたび
嬉しくなって
それと同時に、胸が苦しくなる。
そして、その優しさに触れるたび
" 好きだ "
て気持ちが大きくなっていく。
心の奥底から
上手く言葉にできない感情が溢れ出す。
気が付けば、私は彼の胸に飛び込んでいた。
