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まるで身体の中全体を貪られているかのように
舌を絡められる。







「かんざきさ…………んぅ………！」




息もできないくらい激しいキスをされる。





苦しくて、それを伝えるために彼の肩を叩くが
それは彼の心を余計に煽ってしまっているだけだった。









静寂に包まれた資料室の中で
私達が舌を絡め合い、それにより唾液が絡み合う音
そして、キスの垣間に吐く
お互いの色っぽい吐息だけが響く。







その音が、私達の理性をさらに奪っていった。









「…………っは…………………ん…ｯ」






こういうキス、全く慣れてないから
息が………うまくできない………。









でも、正直言うと

" 苦しい "

という感情より







" 気持ちいい "

という感情の方が勝っていた。













好きな人とするキスって
こんなにも気持ちがいいものなんだ………。