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Our Destination

第11章 届いてしまった、微かな香り

「悠輔…、キス…しちゃったね…」
唇を離して、近づいたまま悠輔に話しかける
「そうだな…。やっとだよ、マジで」
「うん…。でもね…足りない…。全然足りない…。」
チュッ…チュッ…チュッ…
今度は私からキスを求めた

"ずっとしたかったんだよ…。悠輔とキスしたかったの…。もう我慢なんて無理だもん…。私、悠輔の彼女だからいいよね?"

チュッ…チュッ…チュッ…
悠輔に抱きしめられて、幾度となくキスを重ねた

「玲佳、すげえ幸せだよ、俺…。」
「私も幸せだよ…。やっとだもん…。ずっとこうしたかったの…。悠輔といっぱいキスしたかったもん…。」
「キスだけ…?」
「そんなわけないじゃん…。キスだけじゃ嫌だもん…。」
「そうなの…?」
悠輔が少し意地悪な顔をして見つめてくる

「言わせようとしてるでしょ…!恥ずかしいんだからね…?」
「だって言ってくれなきゃわからないじゃんかー
!」
「うん…わかったよ…。その代わり一回しか言わないからね…?」
「うん、なーに…?」
悠輔の耳元に近づき小声で
「悠輔とエッチしたい…。悠輔といっぱいエッチしたいの…。」
「言ってくれてありがとね?俺もしたいよ…。」
「うん…。」
悠輔がまた強く、私のことを抱きしめた

「ねえ、玲佳。お風呂はいる?よかったら一緒にとかさ…」
「いいの?」
「もちろんだよ!俺、先に入ってるからあとから来て?」
「うん…、わかった!」
悠輔は先にお風呂に向かった

"悠輔とお風呂も入るんだ…。どうしよ、ドキドキする…。でも、少しでも長く一緒にいられるってことだよね…。幸せだよ、私…。"

悠輔がシャワーを浴びてる音を聞かなから、服を脱ぎ、浴室に入った

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