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振り向くことなく来た道を戻る悠輔
「ハハハ…俺、なにしてたんだろ…気づいてたならさっさと別れればよかったのにな…何を信じてたんだろ…バカバカしいな…」
思わず乾いた笑いと独り言が出るが、それだけではなく…

「てか、目の前がぼやけるな…」
目元を抑えると抑えきれないほどの涙が
「なんで涙でてんだよ…バカみたいだな…」
信じてた人に裏切られた悲しさと、その事実に気づこうとしなかった自分への悔しさが涙になって溢れてきた

「俺何してたんだろうな…酒でも飲むか…」
一人、赤から青へと変わりゆく空の下歩いていた