Our Destination
第1章 緩やかに崩れだす、穏やかな日々
大学2年の秋
望月玲佳は学食でひとり昼食を取っていた
この日は午後からも授業があるため、学食で食べたほうが楽なのだ
一人で食べてるのは、友だちがいないからではなくて…
「玲佳、一人で食べてるのー?」
同じ学科の佐々木真希が声をかけてきた
「うん、午後から授業だからね、さっと食べて行こうかなって思ってたの」
「そっかー、私もお昼食べに来たんだけど誰も知り合い居なくて…玲佳、一緒に食べていい?」
真希はやさしくて、みんなからも頼られている
でも、寂しがり屋みたいで一人ででかけたりご飯を食べるのは苦手らしい
「そういうことなのかなーとは思ってたよ、うん、ご飯買ってきな?」
そう伝えると真希は嬉しそうにご飯を買いに行く
真希と食べるのはイヤではないけど…
「せっかくのチャンスだったのにな…」
誰にも聞かれないようにつぶやいた
「玲佳!今日は油淋鶏にしたよー!」
真希が楽しそうに戻ってきた
「お、いいねー!じゃあ食べようよ!」
二人で楽しそうにご飯を食べ始めた
望月玲佳は学食でひとり昼食を取っていた
この日は午後からも授業があるため、学食で食べたほうが楽なのだ
一人で食べてるのは、友だちがいないからではなくて…
「玲佳、一人で食べてるのー?」
同じ学科の佐々木真希が声をかけてきた
「うん、午後から授業だからね、さっと食べて行こうかなって思ってたの」
「そっかー、私もお昼食べに来たんだけど誰も知り合い居なくて…玲佳、一緒に食べていい?」
真希はやさしくて、みんなからも頼られている
でも、寂しがり屋みたいで一人ででかけたりご飯を食べるのは苦手らしい
「そういうことなのかなーとは思ってたよ、うん、ご飯買ってきな?」
そう伝えると真希は嬉しそうにご飯を買いに行く
真希と食べるのはイヤではないけど…
「せっかくのチャンスだったのにな…」
誰にも聞かれないようにつぶやいた
「玲佳!今日は油淋鶏にしたよー!」
真希が楽しそうに戻ってきた
「お、いいねー!じゃあ食べようよ!」
二人で楽しそうにご飯を食べ始めた