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Our Destination

第2章 知りたかったこと、知りたくなかったこと

地下鉄に乗り、とある駅で降りゆっくりと歩く
いつもは少し楽しみな気持ちで歩くこの道も憂鬱でしかない

目の前にきれいなアパートが見えてきた
そう、実咲が住む部屋がここにある
実咲は2階の角部屋に住んでいる

アパートに近づくと
「あっ…あっ、気持ちいい…」
と言う声がかすかに聞こえる

まだ、夕方だぞ…
盛ってるやつもいるんだな…
そう思いつつアパートの階段をあがる

階段を上がりきり角部屋の前に着くと
さっき思ったことがバカバカしくなるような
現実があった

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