
Our Destination
第9章 きっと私、あの頃には戻れない
次の日
昼過ぎに部屋を出て、私はとある場所に向かっていた
「ここ…かな…?」
有名な繁華街に立つきれいなビル
ここには脱出ゲームのテーマパークと呼ばれる施設がある
私が好きなとある人気アニメとコラボレーションした脱出ゲームをやるためにこの場所に来た
昔から好きなアニメで、過去にもそのアニメとコラボレーションした脱出ゲームはあったけど、来ようと思ったことはなかった
でも、今回は違った
半月前、5限まで講義のあった私は講義終わりに学食で恵理ちゃんと話していた
「あれ?恵理ちゃん、今日は一人?」
「そうそう!航平は4限までだけど、私は5限まであって、このあとバイトだからご飯食べようと思ってさ!」
「そうなんだ、おつかれさまだねー!」
「それに航平は悠輔くんと遊び行ってるしさー」
「そうなの?」
「うん…脱出ゲーム…だっけ…それに行ったんだよ!」
「脱出ゲーム…、聞いたことある…」
「なんか、悠輔くんが脱出ゲーム好きらしくて、航平が好きなマンガとのコラボのやつとかで一緒に行くって言ってたよ」
「悠輔くんが、好きなんだ…」
悠輔くんが脱出ゲームによく行くと聞いて、あのアニメとのコラボがあることを思い出し、すぐにチケットを買った
悠輔くんが好きなものをもっと知りたくなったから
昼過ぎに部屋を出て、私はとある場所に向かっていた
「ここ…かな…?」
有名な繁華街に立つきれいなビル
ここには脱出ゲームのテーマパークと呼ばれる施設がある
私が好きなとある人気アニメとコラボレーションした脱出ゲームをやるためにこの場所に来た
昔から好きなアニメで、過去にもそのアニメとコラボレーションした脱出ゲームはあったけど、来ようと思ったことはなかった
でも、今回は違った
半月前、5限まで講義のあった私は講義終わりに学食で恵理ちゃんと話していた
「あれ?恵理ちゃん、今日は一人?」
「そうそう!航平は4限までだけど、私は5限まであって、このあとバイトだからご飯食べようと思ってさ!」
「そうなんだ、おつかれさまだねー!」
「それに航平は悠輔くんと遊び行ってるしさー」
「そうなの?」
「うん…脱出ゲーム…だっけ…それに行ったんだよ!」
「脱出ゲーム…、聞いたことある…」
「なんか、悠輔くんが脱出ゲーム好きらしくて、航平が好きなマンガとのコラボのやつとかで一緒に行くって言ってたよ」
「悠輔くんが、好きなんだ…」
悠輔くんが脱出ゲームによく行くと聞いて、あのアニメとのコラボがあることを思い出し、すぐにチケットを買った
悠輔くんが好きなものをもっと知りたくなったから
