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歪んで、壊れてしまえばいい。【R18】

第1章 プロローグ


「でも柊和ちゃんのお陰で助かってるよ?僕。」


目端を下げた癒しスマイルを向けられると仕方がないな、と思ってしまう私は相当甘いのだろう。


「朝ごはん出来てる。早く食べよ。」


私の背に回す彼の腕を離し、リビングの方に向かった。


「はぁい。」


テーブルには私が作った朝ごはんが暖かい湯気を揺らしている。

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