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妖魔の憂鬱

第1章 優月という名のサキュパス

男の顔の前にプリンッと突き出された優月のお尻には、さっき迄履いていた面積の小さいパンティが無い。

代わりに優月の腰には、淫紋が現れていた。男はソレを見ていると、見る見る化け物の様に白目が黄色に変色していき、無自覚に五感が研ぎ澄まされていく。薄暗い部屋でも、先程より優月の肌のきめが細かい事が分かる。

優月は男の下着を膝まで下ろし、上半身を伏せてピョンピョン跳ねる漢の先端に唇を寄せた。

そのまま何度かキスをした優月は、舌先を尖らせて、チョロチョロと漢の割れ目を掻き分け、今度はソコに自分の唾液をトロリと垂れ流す。

男の胸元は、優月の唾液と溢れる蜜で濡れ、テラテラと光って見えた。そこから漂う甘くてエロい女の匂い。

綺麗に整った丸くて柔らかそうな匂いの源に、男は手を伸ばした。桃の実を半分より下、丁度種の下あたりを切った様に見える優月の桃の実を撫で回し、種を弄る。

優月の腰は浮き沈みして、指を吸い寄せ…時折締め付け、もっともっと…とせがんでいる様だ。

しかし化け物と化した男には、先程よりもキツく香る優月の匂いに…腕を伝う優月の滴に…普段なら聞き逃しそうな、小さく漏れる優月の吐息にあてられて…その良い眺めを楽しむ余裕が差ほど無い。

早々に引き寄せて自分の顔の上に乗せた。温かく可愛らしいツンと尖った種を嘗め回し、生ぬるく溢れる液体にまみれていく。自分の舌が長く変化していることに、男は気付かない。プックリと柔らかくて甘い桃をただ夢中で貪り喰った。

今までに感じたことの無い快感と疲労で、男は気が遠くなっていった。


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