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雨の贈り物

第4章 純へ

お店を出たらもう雨は上がっていた。

「良かった、雨止んだみたいだね。あっ!」

俺は雨が上がって晴れ渡った空を見上げた途端、あるものに気付いた。

「どうしたの?」

「虹だ…」

空には赤、黄、青の3色のアーチのような虹が出ていた。

「わぁ!すごい!」

俺は純に教えてやろうと思った。

『虹が出てたよ。良いことがあるかもしれないよ。』って。

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