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雨の贈り物

第1章 雨の日

「純は自分から言わないよ。僕じゃあるまいし、自分の誕生日を忘れてるってことはまず無い。」

俺は柊一が自分の誕生日を忘れるということに対して突っ込みたくなったが、一応黙っといた。
そして、ある推測が立った。

「じゃあ、その紙袋…」

「ん、ああ、純のプレゼント。美奈のは灰音に頼んだ。本当は出し合いで買おうと思ったけど、生憎、女の子のプレゼントって何が喜ぶか分からなくてさ。」

菊川美奈は純の双子の妹で可愛い女の子だ。
柊一とは高校の時からの友人らしい。
水沢灰音は柊一の幼なじみで美奈とは仲良しの女の子だ。
色白で黒髪の美人で優秀な人。
そして…

俺の憧れの人だった…

1回、それで俺と灰音と純、更には柊一や柊一とゼミが同じの女の子、相沢瞳さんまで巻き込んで関係が、こじれまくったことがあった。
だから、俺はもう取り敢えずこのことについては今は保留にしている。

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