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Nectar

第7章 恋愛感情

ー蓮sideー

愛梨が目を覚ましてから俺が仕事に行くまで、少ない時間だったけどたくさん話をした。

この1週間の事…

愛梨の想いは、由奈さんに聞いたままだった。

「由奈には敵わないな」って愛梨は笑う。

俺も、愛梨に関しては由奈さんには一生敵わないかもしれない。

そして何より嬉しかったのは愛梨と大和が会っていたあの日の事。

愛梨はあれだけ好きだった大和に会ったのに、俺の事を思い浮かべたらしい。

ついに勝ったぞ、大和!

蓮「今日は出来るだけ早く帰るから…」

待ってて。

って言いたいところだけど、こんな元気に笑う愛梨も一応病人。

愛梨「じゃあご飯作って待ってる!お昼には家帰れるだろうし…私もたくさん食べないと(笑)」

嬉しすぎる答えが返ってくる。

ニヤケてるのがバレないように下唇を噛んだ。

愛梨「…余計に気持ち悪い。」

項垂れたまま仕事に向かう俺に、愛梨は笑顔で手を振った。

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