Nectar
第8章 理想と現実
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その日は土曜日だから仕事は半日で終わり。
蓮の仕事が終わるまでかなり時間があるから、ゆっくり時間をかけて準備をした。
今考えると、前にスッピン×部屋着で宿舎に行ったのがあり得ない…
今回は蓮の彼女として行くんだからちゃんとしないと!
蓮に恥かかせちゃダメだもんね。
思ったより時間が進むのが早くて、準備が終わって一息ついた頃に蓮から電話がかかってきた。
蓮「帰ってきたよ~。メンバーも待ってるから早くおいで。お腹すいた~!」
疲れてるだろうに、テンションの高い声(笑)
「早く早く!」と急かされて家を出た。
小さなバックに財布と鍵と携帯だけ入れて肩にかけ、両手にはズシっと重い荷物。
袋の中をチラッと見るたびに少し顔がニヤけた。