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Nectar

第9章 幸せすぎて

愛梨「蓮…早くね?」

振り返ると布団から少しだけ顔を出している愛梨…

蓮「3秒で出るから待ってて!」

絶対無理な事を言って愛梨の額に小さくキスしてから走ってバスルームに向かった。

3秒…

は勿論無理だけど、5分くらいで済ませた。

愛梨「ケーキ残ってるから食べる?」

蓮「うん!」

ケーキとコーヒーを並べてソファーに座っていた愛梨の隣に座った。

そこに座ると嫌でも目に入る大和コーナー。

でもここに文句を言ったら…

きっと俺は負ける。

いや、下手すると別れられるかも!

それに俺は気付いてる。

寝室のドレッサーの横の棚。

本当に隅っこの隅っこだけど、ちゃんと俺が持ってきた俺のCD飾ってくれてる。

その他にも少しだけある俺グッズ。

恥ずかしがり屋の愛梨だからそんなとこに飾ってるなんて思うのは良いように考え過ぎかな。

でも大和は入れない寝室に俺が居る。

そう思うだけで今は満足…かな。

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