
先生の秘密
第4章 ◎反撃
─特別:早瀬爽side
俺の心臓は今、ありえないくらい高鳴っている。
え、心臓ってこんなに速く動くものなのか?(笑)
でも何てったって…好きな、好きでたまらない女の子が俺の背中にいる。背中で直に感じる野崎。
柔らかい…。
体温が心地いい。
俺、変態。
もう今なら死ねる。
いや、でも死んだら野崎と結ばれる夢が…
ずっとこのまま背負っておきたいぐらいだけど、とりあえず保健室に着いたのでベッドに優しく下ろす。
「2年3組の野崎です。さっきの体育の後いきなり倒れちゃって」
俺は保健室の先生に説明する。
「わざわざありがとうございます。申し訳ないんですが、私これからどうしても外せない用事があるので早瀬先生、傍についていてもらえませんか?」
「え……」
思わぬ幸運。
不謹慎ながら、今日はついてる。
「診たところ熱中症だと思うので、先生が傍についていれば大丈夫です。氷で首の下、脇、足を冷やしてあげてください。じゃあお願いしますね!すみません!」
そう言ってバタバタと出ていった保健室の教師。
…ど、どうする俺………。
これはかなりのチャンス。
俺の心臓は今、ありえないくらい高鳴っている。
え、心臓ってこんなに速く動くものなのか?(笑)
でも何てったって…好きな、好きでたまらない女の子が俺の背中にいる。背中で直に感じる野崎。
柔らかい…。
体温が心地いい。
俺、変態。
もう今なら死ねる。
いや、でも死んだら野崎と結ばれる夢が…
ずっとこのまま背負っておきたいぐらいだけど、とりあえず保健室に着いたのでベッドに優しく下ろす。
「2年3組の野崎です。さっきの体育の後いきなり倒れちゃって」
俺は保健室の先生に説明する。
「わざわざありがとうございます。申し訳ないんですが、私これからどうしても外せない用事があるので早瀬先生、傍についていてもらえませんか?」
「え……」
思わぬ幸運。
不謹慎ながら、今日はついてる。
「診たところ熱中症だと思うので、先生が傍についていれば大丈夫です。氷で首の下、脇、足を冷やしてあげてください。じゃあお願いしますね!すみません!」
そう言ってバタバタと出ていった保健室の教師。
…ど、どうする俺………。
これはかなりのチャンス。
