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先生の秘密

第2章 ◎危険な夏休み

…ドクン、ドクン、
先生の日記…今日は何て書いてあるんだろう。
読みたい、でも読みたくない。
うーん…。
そんな葛藤を繰り返していると、突然ドアの前から声が聞こえた。
「最近遊びに来てくれないから心と仲悪くなっちゃったのかと思ったわ~」
「ははっ、全然仲良いっすよ」
「ゆっくりしてってね~」
「はい」
…ん?和樹!?
ガチャッ
「わっ…!」
いきなり和樹が入ってきた。
「わってなんだよ、わって」
「もうびっくりするじゃん!突然入ってくるんだもん」
「今さらそんなの気にすることじゃないだろ」
「だって久しぶりだし、万が一あたしが着替えてたりしたらどーするのよ!」
「んなもん見ても減るもんじゃないし?」
「ば和樹っ!」
「馬鹿と俺の名前かけるな馬鹿ここ!」
またしても言い合いです。

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