
Secret2
第7章 流れ着く者
「・・・結城どうした?具合悪いか?」
涼がしゃがんで顔を覗いた・・・・。
「・・・・・あ・・・の・・・」
ガチャっ・・・・
奥から出てきたのは・・・達也・・・・。
マズイ・・・・
私はギュッと目をつぶった・・・。
「・・・達也・・・お前・・・」
涼が立ち上がった・・・。
「なんっすか・・・??(笑)・・・こっちも講習しましたよ??・・・」
「は??何言って・・・・」
「潮吹きの・・・(笑)」
頭がくらくらした・・・。
何てこと・・・。
「・・・お前いい加減にしろよっ!!」
涼は達也のシャツを掴んだ・・・。
私は頭を抱え・・・そのまま・・意識が飛んだ・・・・。
「結城さんっ・・・!!!・・・」
もう・・・もう誰とも・・・うまくいかない気がした・・・・・
このクラブに溺れて・・・・もがいて・・・出れない気がした・・・・。
涼も・・・淳も・・・皆沖縄に行っちゃうの・・・・
私を置いて・・・・。
私は・・・・結局・・・・。
一人なの・・・・。
