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「……イっちゃったね、詩菜。気持ちよかったね」

　夕謡がもう片方の手で、わたしの頭をやさしく撫でてくれる。

「うん……」

　そうなのだ。初めて知ったこの感覚は、明らかに快楽に分類されるものだった。

「もっと気持ちよくなろうね。次は、クリフェラでイかせてあげる」
「あ……」

　ベンチに座らされたわたしの隣では依里子がクリフェラ奉仕を受けていて――

「あ……あ、イイ……ッ！　もっと、もっと掻きまわしてぇ……っっ！」

　蓮路が指を二本、依里子の中に挿《さ》し入れてぐちょぐちょと動かしていた。その動きはあまりに激しくて、わたしは依里子が壊れてしまわないかと不安になる。

「依里子は膣内《なか》も大好きだもんな。でも一番好きなのは、ナカとクリ、同時にイくことだろ？」
「うん……っ、蓮路さん、イかせて……っ！　依里子、イきたいのぉ……っっ！！」

　依里子に応えて、蓮路は依里子の秘部に口をつける。そのままじゅるじゅると音をたてて吸い始めた。
　依里子たちから目を逸らせないわたしは、夕謡にそっと頬に手を添えられて彼のほうを向かされた。

「こっち向いて詩菜。詩菜もあんなふうに気持ちよくなれるから、安心してね」
「あ……夕謡」

　夕謡がわたしの脚を広げ、ショーツを下ろしてゆく。さっきより、もっと気持ちがよくなれるのだろうか、そう思うと何かがじわりと溢れ出すのを感じた。

　さらに脚を広げられ、下にはタオルを敷かれた。そんなに濡れてしまうというのだろうか、この行為は。

「じゃあ、皮も剥いてしまおうね、詩菜」
「剥く……？」
「それもわかんないんだ、詩菜。気持ちよくなるためだからね」

　夕謡がわたしの秘所の上部――そこがクリトリスなのだという――の両側に指を置き、ぐっと押し開く。