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え?元アイドルのお従兄ちゃんがわたしのクリフェラ係ですか!?

第12章 背徳の法悦に乱されて

 燈多の指が、ついにわたしの硬く充血したそこを捉えた。そのまま二本の指で挟まれ、小刻みに揺らされる。脳天まで突き抜けそうな快感が走って、わたしは体をくねらせた。

「まずはクリシコでイかせてあげる。しーちゃんの女の子のおちんちん、シコシコしてあげようね」
「あっあん……っ」

 指で両側から挟まれて肉粒に振動を与えられる。さらには天辺にもう一本指を充てがわれ、タップするようにぴとぴとと触れては離しを繰り返された。
 あまりの快感に、腰を浮かせて燈多の指に押し付けてしまう。気持ちがよくて堪らない。

「ふぁ、はっ、い、いくっ、いっちゃ……」
「いいよ、イって。気持ちよくなろうね、しーちゃん」

 わたしはぎゅっと目を瞑った。もう快楽以外のことを感じ、思考することは不可能だった。
 燈多がさらに指で責め立ててきて、わたしは。

「は、あっ、あ、アァアア…………ッッ!!」

 首をのけぞらせ、脚をあがくように痙攣させた。この極みの感覚は、何度味わっても鮮烈にわたしを翻弄する。

「……ふ、ぁは……、はぁ……」

 絶頂がゆるやかにひいてゆき、わたしはゆっくりと目を開けた。そこにあるのはやはり燈多の顔で――快楽の余韻に震えながらも、わたしは心が黒く塗りつぶされてゆくのを感じた。

(夕謡じゃないのに、わたし――こんな)

「可愛かったよ、しーちゃん」

 おでこにチュッとキスをされる。わたしの体は、たとえそれが夕謡でなくとも貪欲に感じてしまうのだ。

(夕、謡……、ごめん……)

 わたしは燈多に上体を抱き起こされ、やさしく背を撫でられながら心の中で謝り続けたのだった。

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