え?元アイドルのお従兄ちゃんがわたしのクリフェラ係ですか!?
第14章 白昼堂々、教室にて
「夕謡《ゆうた》さん、来なかったわね」
放課後。依里子《よりこ》が学生鞄に教科書をしまいながら言う。
「うん……」
夕謡は今朝、体調が悪いと言って起きてこなかった。そしてそのまま、学園も欠席したのだった。
「ごめんね依里子。昼は付き合わせちゃって」
「いいえ。どうってことないわ」
夕謡から昼のクリフェラ奉仕を受けることができなかったので、わたしは以前のように依里子とふたりで昼休みを過ごしたのだ。
「私はこれから蓮路《れんじ》さんにたくさんシてもらうもの。詩菜《しいな》も、夕謡さんが回復したらいっぱいシてもらったら?」
「……うん……」
わたしは力なく頷いた。燈多《とうた》は「母さんには承諾をとったよ」と言っていた。きっと夕謡は、昨晩のクリフェラ係が燈多になることを受け入れてはいなかったのだろう。それなのにわたしは、燈多の奉仕を受けた。あまつさえ――
「詩菜?」
依里子が心配そうにわたしの顔を覗き込む。なんでもない、と答えようとしたその時――
「詩菜」
教室の開け放たれた扉から、夕謡が入ってきた。
「夕謡さん? もう体は大丈夫なの?」
「ああ、もう大丈夫だよ。――それより」
夕謡は驚くわたしの肩を掴むと、強引に自分に向けさせた。そしてわたしの後頭部を掴み、乱暴に引き寄せる。
「――っ」
突然、くちづけられた。強引に舌が侵入してくる。隣で依里子が息を呑む音がした。
「んっ…んん……っ」
咥内を蹂躙されるかのように探られる。夕謡からこんな乱暴な行為をされたのははじめてで、わたしは身を硬くした。
やがてくちびるを離した夕謡は、肩を掴んだまま至近距離でわたしに言った。
「昨夜は《・・・》気持ちよかったみたいだね? でも、僕はもっと悦《よ》くしてあげられるんだよ?」
そう言うと、わたしの腰をかかえ引き寄せる。そして、スカートをわずかにまくり上げられた。
「ちょ、ゆう……た!」
わたしは身をよじって逃れようとするが、がっちりと腰を固定されて叶わない。
「出ていってくれないか」
放課後。依里子《よりこ》が学生鞄に教科書をしまいながら言う。
「うん……」
夕謡は今朝、体調が悪いと言って起きてこなかった。そしてそのまま、学園も欠席したのだった。
「ごめんね依里子。昼は付き合わせちゃって」
「いいえ。どうってことないわ」
夕謡から昼のクリフェラ奉仕を受けることができなかったので、わたしは以前のように依里子とふたりで昼休みを過ごしたのだ。
「私はこれから蓮路《れんじ》さんにたくさんシてもらうもの。詩菜《しいな》も、夕謡さんが回復したらいっぱいシてもらったら?」
「……うん……」
わたしは力なく頷いた。燈多《とうた》は「母さんには承諾をとったよ」と言っていた。きっと夕謡は、昨晩のクリフェラ係が燈多になることを受け入れてはいなかったのだろう。それなのにわたしは、燈多の奉仕を受けた。あまつさえ――
「詩菜?」
依里子が心配そうにわたしの顔を覗き込む。なんでもない、と答えようとしたその時――
「詩菜」
教室の開け放たれた扉から、夕謡が入ってきた。
「夕謡さん? もう体は大丈夫なの?」
「ああ、もう大丈夫だよ。――それより」
夕謡は驚くわたしの肩を掴むと、強引に自分に向けさせた。そしてわたしの後頭部を掴み、乱暴に引き寄せる。
「――っ」
突然、くちづけられた。強引に舌が侵入してくる。隣で依里子が息を呑む音がした。
「んっ…んん……っ」
咥内を蹂躙されるかのように探られる。夕謡からこんな乱暴な行為をされたのははじめてで、わたしは身を硬くした。
やがてくちびるを離した夕謡は、肩を掴んだまま至近距離でわたしに言った。
「昨夜は《・・・》気持ちよかったみたいだね? でも、僕はもっと悦《よ》くしてあげられるんだよ?」
そう言うと、わたしの腰をかかえ引き寄せる。そして、スカートをわずかにまくり上げられた。
「ちょ、ゆう……た!」
わたしは身をよじって逃れようとするが、がっちりと腰を固定されて叶わない。
「出ていってくれないか」